映画『帝一の國』が普通に面白くて、世代交代の波を感じる

 

最近amazonプライムに追加されていた『帝一の國』を視聴しました!

劇場公開時、至る所で番宣を見かけたので猛プッシュされていたのは知っていましたが、正直全く興味を持ちませんでした。

知っている俳優さんが全然出ていないし、ストーリーもよくわからないし。

なんか、最近の若い子向けの映画なんだな~という印象。

今回も特に期待せず、まあBGM程度に流しておくか、というくらいの期待値で再生していたのです。

 

それが・・。

 

お、面白いじゃないか・・。

 

帝一の國、面白いじゃないか!!!



映画『帝一の國』あらすじ

総理大臣になる。

そのためにまずは生徒会長になる。

それが叶わなければ、生きている意味がない!

それほどまでに意気込んで、全身全霊を賭して生徒会長選挙に挑む帝一を主人公にした物語。

※帝一だけでなく、登場人物は基本的に、生徒会長の座を本気で狙っています

面白いのは、自分自身の生徒会選挙ではなく、一つ上の世代の選挙戦がメインというところ。

つまり、誰につけば、「誰の犬になれば」、(次期の)自分の当選が確実なものになるか、という打算と知略に溢れた展開になっています。

 

映画『帝一の國』主なキャスト

本作の主なキャストは、以下の方々。

 

菅田将暉

竹内涼真

野村周平

志尊淳

間宮祥太朗

千葉雄大

永野芽郁

 

これでもか、と人気若手俳優を揃えたラインナップになっています。

 

ひとむかし前だったら、

 

妻夫木聡

オダギリジョー

玉木宏

山田孝之

成宮寛貴

綾瀬はるか

 

あたりで実写化されていたのではないでしょうか。

 

違うか・・

 

岡田将生

柳楽優弥

松坂桃李

有村架純

 

あたりが前世代?

なんだか時の流れを感じるなあ・・。



 

映画『帝一の國』のここが面白い

とにかく、この『帝一の國』という映画、テンポが良すぎるほど良いんです。

サクサクサクサクと、 飽きる間も無く次から次へとストーリーが展開されていきます。

そして、バカバカしいほどに愚直なほどに一生懸命なキャラクターを、イケメン俳優たちが全力で演じています。

濃く、暑く、熱く、バカバカしい。

バカバカしいことに、バカバカしいほど真剣。

 

普通の映画や現実世界では「生徒会長になれない、即ちdeath!」なんて思想は危険だし、不幸の素であり、その思想に否を唱えるところが物語の要になると思うのですが、この『帝一の國』では、そういった部分にはそこまで踏み込まれません。

ただ、それぞれがそれぞれの理由で、全力で生徒会長を目指している。

それがなんだか、見ていて気持ちいいんです。

 

この映画に出ている若手俳優を上述しましたが、この映画を観る以前も、一切知らなかったわけじゃないんです。

名前は知っていた。

顔も、たぶん見たことがある。

でも、なんか記憶に残っていなかった。

いいなと思うポイントがなかった。

だから今まで興味がなかった。

 

でも、この映画を見ると、

格好いい!

可愛い!

いい味だしてる!

この俳優は、だれ?

あ、これが〇〇なのか!

 

ってなる。

それって、役が魅力を引き出してるからだし、俳優がしっかりと役に徹しているからですよね。

ちなみに原作(漫画)は未読ですが、視聴後に気になって単行本の表紙だけググってみたら、全キャストものすごく似ていました。

雰囲気そのまま。

これは素直に、すごい!

 

きっと心のどこかで、最近の若い俳優は・・みたいな、知らないから、敬遠するみたいな。

なりたいとは思ってなかった大人になってしまっていたんだなあと、『帝一の國』を見て、ちょっと反省したりして。

 

最近の若者、いいじゃないか!

 

気になった、という方は、冒頭5分だけでいいので見てみてください。

その5分が、ずっと続きます(笑)。

『帝一の國』はAmazonプライムで視聴可能です

 

おすすめ度★★★★☆(4点満点)

この作品が好きな人におすすめの作品
→ドラマ『アオイホノオ』
※関連記事→熱すぎる漫画家の熱すぎる自叙伝「アオイホノオ」

この作品をおすすめしたい人
→コテコテのB級ドラマが好きな人。熱い島本節が好きな人。シュールギャグが好きな人。

 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

Optionally add an image (JPEG only)

関連記事

『BANANA FISH』の意味って?元ネタ・関連小説をまとめました!

「DESTINY 鎌倉ものがたり」の高橋充希が異常に可愛すぎる件

【BANANA FISH】公式がまたキツイグッズを繰り出してきた件

いま再びのコナンブーム。安室って誰だってばよ

新参者 映画「祈りの幕が下りる時」感想

勿体無かった『覇穹 封神演義』最終回感想&フジリュー版『封神演義』のすすめ