いつの時代も、美少女たちがきゃっきゃうふふと仲睦まじく日々を送るアニメというのはいいものです。
可愛いは正義。
可愛くて性格もいい子たちが、なんか良い雰囲気の場所で、自由気ままに生きている様はそれだけで価値がある。
癒される。
生きる力を与えてくれる。
今日ご紹介したいのは、そんな超絶癒し系アニメ『ARIA』シリーズです。
アニメ「ARIA」全シーズン、OVA、および劇場映画は、FODプレミアムの対象作品です。
言わずと知れた有名作品かと思いますが、アニメ一期放送開始から10年以上の月日が経ち、見たことない、という方も実は結構いらっしゃるのでは。
是非!見てください。
『地球へ…』は希少なアニメ化成功作品だ、というようなことを書きましたが、本作品もアニメ化大成功の例と言えるでしょう。
その証拠に、3度のテレビアニメ化とOVA1作、アニメ10周年記念に劇場版公開までされています。
『ARIA』あらすじ
舞台設定は火星に人が住む未来。
この時代、火星はテラフォーミングされ、水の惑星に変貌を遂げています。
「アクア」と呼ばれるようになったその星には、「ネオ・ヴェネツィア」と呼ばれるヴェネツィアそっくりの観光都市が存在するのです。
このネオ・ヴェネチア、地球のヴェネチアをモチーフに造られた都市という設定だけあって、かなりヴェネツィア。
サン・マルコ広場があり、老舗カフェ・フロリアンがあり、現代のヴェネツィア同様、街中を水路が廻ります。
そんなネオ・ヴェネチアを舞台に、ゴンドラに乗って観光客を導くのがウンディーネと呼ばれる水先案内人。
この物語は、一人前のウンディーネを目指す灯里(あかり)、藍華(あいか)、アリスの3人がネオ・ベネツィアで過ごす日々を様々な角度から切り取った作品です。
ヒーリングアニメ『ARIA』の魅力
三代妖精と呼ばれる愛情深く美しい先輩方に見守られながら、一緒に練習したり、遊んだり、頑張ったりするアニメ。
“ヒーリングアニメ”と称されることもあるように、とにかく癒し効果が半端ありません。
当時は深夜放送でしたが、疲れた1日にすーっと沁みこむようなアニメです。
まず、もうとにかく悪い人が一切出てこない。
押しつけがましくない、愛と希望とやさしい気持ちに溢れています。
たまにすれ違いやケンカや悲しい出来事も起こるんだけど、基本的にやさしい気持ちと愛がすべての根底にあるから、それらを源泉として生じるちょっとした事件は、ともすれば単調になりがちな日常系アニメに投与された気持ちのいいさざ波でしかないのです。
音楽がまた素晴らしくて、ポロンポロンと零れるようなピアノの旋律から始まり、流麗なメロディが続きます。
伝統が息づく水の都・ヴェネツィアを背景に流れる音楽を聴いているだけでも、ヒーリング効果抜群です!
そしてこのアニメが一番素晴らしいのは、ゆるふわ日常系アニメなのに、主人公たちが少しずつ、確実に成長していって、有って無いようなストーリーが、ちゃんとラストに向かって盛り上がり、しっかりと完結するところ。
毎回毎回癒され泣かされ、ストーリーでもしっかり魅せてくれる。
こんなやさしいストレス解消法ないですよ、ほんと。
※ちなみに、登場人物のほとんどが「ア」から始まる名前で統一されています。
灯里、藍華、アリス、アリシア、晃(あきら)、アテナ・・・
アニメ「ARIA」はdアニメストア for Prime Video、FODプレミアムで視聴可能です。
おすすめ度★★★★☆(4.2点/5点満点)
この作品をおすすめしたい人
①『いちごましまろ』、『けいおん』、『ご注文はうさぎですか?』、『ゆるきゃん』、『宇宙よりも遠い場所』などの美少女ゆるゆる日常系アニメが好きな人
②『マリア様がみてる』のスール的関係性が好きな人
③現代社会の波に揉まれて疲れ果てている人