【全人類】お願いします『魔性の子』を読んでください【必読の書】

 

お願いします。

『魔性の子』を読んでください。

 

今日はこの世で一番好きな小説のプレゼンをしたいと思います。

老若男女問わず全人類に自信を持っておすすめします。

 

この小説について何の前知識もない方に、100%楽しんでもらうためにはどうすればいいのか?と長年考えてきました。

とてつもない傑作なのに、だからこそ、そこかしこにネタバレが転がっている・・。

絶対面白い!後悔させない自信がある!ただ、その真髄を味わうためには、いくつかのハードルがある・・。

なんて布教し辛い小説なんでしょうか・・。

でも、それを乗り越えた先にはきっと、

素晴らしい小説に出会えたという、一生ものの感動が待っているはずです。

だから、読んでほしいんです。

『魔性の子』を。



『魔性の子』というタイトルの小説があります。

もし、このタイトルにピンと来ない方。

最高に幸せ者です。

あなたの人生には、こんなに素晴らしい作品との出会いがまだ残されているんですから。

騙されたと思って読んでください。

 

物語は、教育実習生・広瀬が、教室で孤立している不思議な生徒・高里に出会うところから始まります。

高里は幼い頃に神隠しに遭ったことが原因で、周囲から”祟る”と恐れられています。曰く、彼をいじめた者はかならず”報復”ともいえる不慮の事故に遭うと…。

 

この不思議な生徒・高里は、薄幸の美青年であると言い添えておきましょう。

教育実習生の広瀬は、作中で、自身のことを”故国喪失者”であると定義しています。

彼は、”自分が本来あるべき場所はここではない”、といつもどこか感じているのです。

まあ言ってしまえば厨二病患者です。

この広瀬が、幼い頃に神隠しにあい、高校生となった今も不可思議な現象がついてまわるという高里に一方的にシンパシーを覚え、”祟る”として周囲から疎外されている高里の味方となるのです。

しかし、高里にまつわる怪奇現象は次第にエスカレートして…。

 

といったあらすじを書いたところで、

興味無っ!と思った方もいらっしゃるかもしれません。

 

でも、読んでください。

おねがい…一生のおねがいだから読んでください。

 

但し、図書館や本屋さんで探してはいけません。

そこにはネタバレが待っています。

 

ご家族か恋人かご友人か、誰かしらに買ってきてもらってください。

自分でも無茶を言っているのは分かっています・・。

 

ググらず、あらすじも読まず、ほかの人の感想も読まず。

本の帯も、後書きも、カバーについている紹介文も何も読まず。

まっさらな状態で読んでください。

そして、読んだらここに戻ってきてください!

いつまでだって…待っているから…。

 

このリンクから楽天に飛べますが、自分で押してはいけません。。


魔性の子(小野 不由美)(新潮文庫)

 

この物語は物事の一面でしかありません。

この物語はどこに続いているのか?

この先に何があるのか?

まずは何も知らない状態で、この世界を100%漫喫して欲しいのです。

 

※ここから下は『魔性の子』を読了された方向けの内容です。ご留意ください



・・読みましたか?

読んでいただけましたか?

 

ホラーとして楽しめたかもしれません。

全然面白くなかったかもしれません。

 

でも、この話を読んでください。

月の影 影の海(上・下)

 

『魔性の子』ラストでその存在が明らかになった、もう一つの世界、本シリーズの本当の舞台が描かれます。

 

こちらもこれ以上のことはネタバレ厳禁です。

『魔性の子』以上にネタバレの罠がそこかしこに散らばっています。

頑張って回避してください。

 

そして上巻は、脱落者多数の難関です。

頑張って下巻に辿り着いてください。

絶対面白いですから…!

 

いや、下巻でさえつまらないと、もしかしたら、万に一億が一、思うかもしれません。

 

そんな方は、

風の海 迷宮の岸

東の海神 西の滄海

図南の翼

風の万里 黎明の空

このいずれか一冊でも良いので読んでください。

 

ここまでくればあなたも、すっかり沼の民となっているに違いありません・・!

 

※ここから先は、既に愛読されている同士の方向けの内容です。ネタバレ全開なので、未読の方はご注意ください



 

まずは、おめでとうございます!!ありがとうございます!!

 

ついに出ましたね!新刊情報!!

 

『丕緒の鳥』からなんと約6年!?

『黄昏の岸 暁の天』からだとまさかの約18年・・!

 

思えば2012年の新潮社移籍、完全版刊行、新作発表に沸き、

例年の新刊出る出る詐欺に翻弄され、

もう死ぬまでに完結すればいいやと悟りに達し・・

ここへきての2019年新作長編刊行宣言!

主上に転がされる人生、最高!

 

さて、冒頭にも書きましたが、私は長年、十二国記未読の方に十二国記を120%楽しんでもらうにはどうしたらいいか、ということを常々考えておりました。

今回の記事はいかがでしたでしょうか。

本当はもっと早くにこの記事をアップしようとしていたんです。

なにも、twitter上が歓喜の声で溢れ、界隈が盛り上がり、『十二国記』がトレンド入りしている、いつも以上にネタバレの危険が高いこのタイミングで記事を上げなくても・・。

と自分でも思うのですが、やっぱり新刊情報があまりに嬉しく、やるなら今しかねえ!って勢いで書き上げました。

 

十二国記が大好きです。

そのキャラクターも、世界観も、設定も、ストーリーも、何もかもが好きです。

一文一文が心に響き、読み返すごとに面白く、読み返す度に新しい発見があります。

小野主上が生み出すカタストロフィーはシャブです。

実人生さえ転がされています。

たまらないぜ!

 

NHKで放送されていたアニメも好きです。

特にキャスティングと音楽が最高です!

青猿との対話、風の万里のラストシーンが特に好きです。

ぜひ、図南以降もアニメ化してください。

キャストは続投でお願いします!

でも、もし本音を言わせてもらえるなら、杉本はいらな

 

その他の作品でいうと、

東亰異聞』と『屍鬼』が好きです!

 

では、最後に十二国記シリーズ布教時に気をつけたいポイントをおさらいして〆たいと思います。

 

<おさらい>十二国記を120%楽しむ手順(布教時に気を付けたい)

①予備知識なしに(できれば『十二国記シリーズ』だと悟られずに)『魔性の子』を読み、謎多きオチに??となりながらも

②『月の影 影の海』を読み、世界観を把握し

③『風の海 迷宮の岸』の冒頭でデジャブを感じつつ、泰麒の可愛さに悶えつつも、これは…となり

④『東の海神 西の滄海』〜『図南の翼』にうつつを抜かし

⑤『黄昏の岸 暁の天』で、ハッとし

⑥再び『魔性の子』を読んで、あ、あ、ああ…!となり

⑦『魔性の子』が一番初めに出版されたことに衝撃を受ける

 

こんな感じになるように布教相手に対してプロデュースしたいけど、十二国記の知名度が高過ぎて大抵①で挫折することへの対策を、同士と語り合いたい一心でこの記事を書きました。

 

新刊、楽しみにしています!

 

年休を取る準備はいつでも出来ています!

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