もう庇えない・・「覇穹 封神演義」第6話『老賢人に幕は下り』までの感想

なんだろう、このアニメ・・。

何で毎回毎回こんな気分になるんだろう・・。

懐かしいような・・覚えのあるこの感覚・・。

このアニメを言い表す、なにか相応しい言葉があった気がする・・。

何か・・何か・・。

そうだ。

 

総集編だ!



第1話の感想では、いいねいね、OKOK!

といったテンションで好感を書き連ねたわけですが・・。

 

2話『哪吒』で、アレ?となり。

3話『楊戩』で、うん、いける・・まだいけるぞ・・と盛り返し。

4話『武成王造反』で、

うん・・・やっぱ無いわ!!

となりました。

 

やった!世論と合致した!(涙)

 

絵は相変わらず綺麗だし、

声優さんもほぼほぼイメージどおり。

 

なのですが。

 

毎回毎回アバンで本編と関係の薄い無駄な未来のエピソードに尺を割いていて、

肝心の本編がぶつ切りパッチワーク状態。

 

ただでさえエピソードカットしている上にテンポが早すぎるから、

ちっとも絆の蓄積が感じられない。

 

にもかかわらず仲間感だしてきて、

薄っ!浅っ!といった感じ。

 

急ごしらえのメンバーが、え、いつのまにそんな仲良くなったんだ!?感が否めない。

 

こちとら原作(フジリュー漫画)を読んでいるから、

ああ今やってるのはこのシーンね、というのが分かるけれど、

これでは流石に、原作未読者に『フジリュー版 封神演義』の良さは伝わらないのでは・・?

 

大きなマイルストーン的イベントだけを繋げても、物語に深みはでないんだなあ・・ということがよく分かりました。

 

で、この感覚って何かに似ているなあ、というのが、冒頭の総集編。

 

要所要所のエピソードだけつなぎ合わせて、

ストーリーの大筋は分かるけど、でもそれだけ、という感じ。

 

一つのエピソード単位で見ても、

一連の台詞はなぞっていても「間」がないから、ニュアンスや深みが生まれない。

アニメにとって、「間」っていうのは本当に大切なのだなということを実感しました。

 

一体いつまで、このアバンの無駄遣いを続けるのか・・。

もったいない・・。

このアバンで先行して流しているエピソード、

本来の時間軸にたどりついたときにカットせず、

絶対もっかい使うよね?といったシーンがちらほら。

尺を二重消費する意味が分からない・・。

 

それならカットしている、小さなエピソードを映像化するとか、

大事なシーンにもう少しじっくり時間を割いて、間を充実させてほしい・・。

 

まあ、繰り返しになりますが絵と声は好みなので、

今のところ「人気のエピソードを映像化!」集として楽しむようにしています。

 

来週は特別編!ということなので、テコ入れが入っての盛り返しに期待です!

『仙界伝 封神演義』はdアニメストア for Prime Videoで視聴可能です

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