なんだろう、このアニメ・・。
何で毎回毎回こんな気分になるんだろう・・。
懐かしいような・・覚えのあるこの感覚・・。
このアニメを言い表す、なにか相応しい言葉があった気がする・・。
何か・・何か・・。
そうだ。
総集編だ!
第1話の感想では、いいねいね、OKOK!
といったテンションで好感を書き連ねたわけですが・・。
2話『哪吒』で、アレ?となり。
3話『楊戩』で、うん、いける・・まだいけるぞ・・と盛り返し。
4話『武成王造反』で、
うん・・・やっぱ無いわ!!
となりました。
やった!世論と合致した!(涙)
絵は相変わらず綺麗だし、
声優さんもほぼほぼイメージどおり。
なのですが。
毎回毎回アバンで本編と関係の薄い無駄な未来のエピソードに尺を割いていて、
肝心の本編がぶつ切りパッチワーク状態。
ただでさえエピソードカットしている上にテンポが早すぎるから、
ちっとも絆の蓄積が感じられない。
にもかかわらず仲間感だしてきて、
薄っ!浅っ!といった感じ。
急ごしらえのメンバーが、え、いつのまにそんな仲良くなったんだ!?感が否めない。
こちとら原作(フジリュー漫画)を読んでいるから、
ああ今やってるのはこのシーンね、というのが分かるけれど、
これでは流石に、原作未読者に『フジリュー版 封神演義』の良さは伝わらないのでは・・?
大きなマイルストーン的イベントだけを繋げても、物語に深みはでないんだなあ・・ということがよく分かりました。
で、この感覚って何かに似ているなあ、というのが、冒頭の総集編。
要所要所のエピソードだけつなぎ合わせて、
ストーリーの大筋は分かるけど、でもそれだけ、という感じ。
一つのエピソード単位で見ても、
一連の台詞はなぞっていても「間」がないから、ニュアンスや深みが生まれない。
アニメにとって、「間」っていうのは本当に大切なのだなということを実感しました。
一体いつまで、このアバンの無駄遣いを続けるのか・・。
もったいない・・。
このアバンで先行して流しているエピソード、
本来の時間軸にたどりついたときにカットせず、
絶対もっかい使うよね?といったシーンがちらほら。
尺を二重消費する意味が分からない・・。
それならカットしている、小さなエピソードを映像化するとか、
大事なシーンにもう少しじっくり時間を割いて、間を充実させてほしい・・。
まあ、繰り返しになりますが絵と声は好みなので、
今のところ「人気のエピソードを映像化!」集として楽しむようにしています。
来週は特別編!ということなので、テコ入れが入っての盛り返しに期待です!
『仙界伝 封神演義』はdアニメストア for Prime Videoで視聴可能です